THE MUSEUM Ⅲを購入して~奈々さんをベストアルバムで振り返る

 最近は堀江さんがCDを出さなかったり、アイマス関連は弟が買ってくるということもあるんだけど、CDをあまり買ってないんですね。ちょっと気になったから買ってみようっていうのはほとんどダウンロードで済ませてしまう。便利。

CDのコレクションアイテム性が高まってる中で今年は何枚買うことになるかな、と思ってるんですが、2018年第二週に早速1枚目を購入。

 

それが、水樹奈々「THE MUSEUM Ⅲ」

 

 前回のベストアルバム「THE MUSEUM Ⅱ」が2011年末だったから約6年が経つんですね。正直なところこの6年間は奈々さんに対する熱はそれまでと比べて落ち着いてしまっていたこともあって、シングルの表題曲ですらあまり聞いてなかったんです。

そういう経緯もあって、3作目のベストアルバムとはいえ大半の曲はちょっと聞いたことがある程度か、ヘタしたらほぼ初めて聞く曲が多くて、現在良くも悪くも新鮮な気持ちで聞いています。

個々の曲についてあれやこれや書けるほどの見識は現状持ち合わせていないのでまたの機会にしますが、前作と比較すると曲調が多岐に渡っているな、というのが第一印象でした。

奈々さんは過去の2枚のベストアルバムを2007年、2011年にリリースしているのですが、それぞれ収録作の作曲家に傾向があるんですね。

 

 最初の2007年「THE MUSEUM 」はデビューシングル「想い」から14th「Justice to Believe」までが収録されていて、ざっくりと住吉中~矢吹俊郎~大平勉~Elements Gardenという流れになっています。それぞれに曲調も異なっていて、ラップ風な出だしの2nd「Heaven Knows」や、ダンサブルな8th「still in the groove」、そして代表曲の一つである12th「ETERNAL BLAZE」ではストリングスが多用されています。

水樹奈々というアーティストが方向性を探りながら、着実にセールスを伸ばしてきた軌跡を辿ることができるアルバムになっています。

 

一方で次のベストアルバム、2011年の「THE MUSEUM Ⅱ」はほぼ全編にわたってElements Gardenによる曲が収録されています。それぞれリリカルなのはシリーズ」を中心としつつ、「DOG DAYS」や「ロザリオとバンパイア」など様々な作品の主題歌となっているのですが、世界観の異なった作品であるにも関わらず同じクリエイターによる楽曲を歌唱していることになります。この時期は水樹奈々Elements Gardenというイメージを持つ人も多かったのではないでしょうか。

最初のベストアルバムで探ってきた「歌手 水樹奈々」の進む方向性が定まり、声優歌手の頂点としての地位を確固たるものにする中で生まれた作品たちが収録された傑作だと思います。

 

 そして今回のベストアルバムですが、Elements Gardenを中心としつつも様々な作曲家の楽曲が収録されています。また、T.M.Revolutionとのコラボシングル2曲や山寺宏一とのデュエット曲「花は咲く〜アニメスター・バージョン〜」、えひめ国体のイメージソング「えがおは君のためにある」など、奈々さんが声優の枠を超えた歌姫となったことを感じられるラインナップになっています。これからじっくり聞きこんでいこうと思いますが、デビューからよくここまで来たなあ…という思いでまず一度泣きそうです。

しっかり聞いた上でまた感想を書きたいと思います。そのためにこのブログを三日坊主で終わらせないようにします。週一でも短いエントリでも何か書いていかないと。